2026年のシルバーウィークは11年ぶりの5連休——そう聞いて、もう旅の計画を動かし始めた人はどれくらいいるだろう。夏真っただ中の今こそ、秋旅の予約・割引・入国ルールを一気に整理しておく絶好のタイミング。知っているだけで旅費も手間も大きく変わる、今週の実用ヒントをお届けします。
11年ぶりの5連休、シルバーウィーク旅は「今すぐ」が正解
2026年の敬老の日(9月21日)・秋分の日(9月23日)に挟まれた22日が国民の休日となり、シルバーウィークが5連休に。前後に有給を1日取れば最大9連休にもなる。こうした大型連休はホテルや新幹線の価格が跳ね上がり、人気施設は早々に埋まる傾向がある。
旅行会社の早期割引プランは、120日前・90日前・60日前など予約タイミングが早いほど割引率が高くなる仕組みが多く、早割プランでは客室グレードアップ特典が付くケースも。ただし早割プランはキャンセル料が早期から発生するものもあるため、予約時に必ず条件を確認しておこう。
「地方割」は知っているかどうかで旅費が大きく変わる
国主導の全国旅行支援は2023年に終了したが、今も全国の自治体が独自の宿泊割引キャンペーンを展開している。岩手県では2026年6月から夏〜冬まで切れ目なく宿泊割引「おでんせ!いわて旅割キャンペーン」を実施中。秋田県の「得旅キャンペーン」や仙台市のプロスポーツ観戦×宿泊のキャッシュバック企画など、ユニークな支援策が各地に広がっている。
これらのキャンペーンはほぼ先着順・予算到達次第終了のため、気になる地域があれば早めに公式サイトをチェックして予約を進めるのが鉄則。旅先を決めてから割引を探すより、割引情報から旅先を選ぶ発想が節約上手な旅人の流儀だ。
ホテルのアメニティ事情が変わっている——「エコ割プラン」と持参のすすめ
2022年のプラスチック資源循環促進法施行以降、歯ブラシ・カミソリ・クシなど5品目はフロントでの希望者配布や廃止対応が進み、「アメニティバイキング」形式を採用するホテルが増えている。客室に最初から並んでいたセットが消え、戸惑うゲストも少なくない。
一方でこの流れを逆手に取るのが「エコ割プラン」。アメニティの用意や清掃を省略する代わりに宿泊料が割引になるプランで、マイ歯ブラシや洗顔料を持参する習慣がある人には一石二鳥だ。連泊時に「清掃なし」を選ぶだけでも割引になるホテルが増えており、環境と財布に同時に優しい滞在スタイルが広まっている。
ヨーロッパ旅行は「新ルール二段階」を頭に入れておこう
EU圏の入国管理が大きく変わりつつある。まず「EES(Entry/Exit System)」は2025年10月から段階的に導入が始まり、シェンゲン圏の国境でパスポートスタンプの代わりに顔写真・指紋などの生体情報を電子登録する仕組みだ。次に「ETIAS(エティアス)」は日本を含むビザ免除国向けの事前渡航認証で、2026年第4四半期からの義務化が予定されている(現時点では申請受付未開始)。
一方、すでに義務化済みなのがイギリスETA。2025年1月8日から日本人も必須となり、現在の申請料は20ポンド、審査は通常3営業日以内、有効期限は2年間だ。EU圏とイギリスで別々の制度がある点に注意し、渡航前には必ず外務省や各国公式サイトで最新情報を確認しよう。
韓国旅行は2026年末まで「K-ETA不要」が延長中
お隣の韓国旅行に朗報がある。本来必要なはずのK-ETA(電子旅行許可証)の申請が、日本国籍者に限り2026年12月31日まで免除されている。有効なパスポートさえあればビザなし・手数料なしでスムーズに入国できる状態が続いており、免除期間中は申請の手間も費用(10,000ウォン+手数料)も不要だ。
この措置は韓国政府が観光業活性化を目的に延長を決めたもの。2027年以降に再度来韓する予定がある場合は改めて制度を確認する必要があるが、今年中に韓国旅行を計画しているなら、余計な手続きを一切気にせず気軽に出かけられる。近場で気軽に海外気分を味わいたい夏の週末にもぴったりだ。