旅の「細かいルール変更」を知らずに当日慌てた経験はないだろうか。2026年は荷物規定、ホテル朝食、マイルの仕組みまで、旅をとりまく制度やトレンドが静かに、しかし大きく動いた年だ。お盆が明けたこの時期、次の旅を動かす前に押さえておきたい最新情報を整理してみよう。
スーツケースを持って行ったら追加料金——ANA手荷物ルール改定の落とし穴
<cite index="17-1">ANAは2026年5月19日搭乗分より、国内線の受託手荷物に関するルールを大幅に変更した。特に注目すべきは「サイズ上限の大幅縮小」と「個数制限の新設」で、これまで3辺合計203cm以内であれば預け入れ可能だったものが、158cm以内へと縮小された。</cite>一般的なLサイズのスーツケース(3辺合計160〜170cm程度)は対象外となりうるため、旅行前に自分のスーツケースのサイズを必ず確認しておこう。また、<cite index="20-1">2026年4月からは機内持ち込みに関する業界統一ガイドラインも導入され、機内に持ち込める荷物は「身の回り品1個+手荷物1個の合計2個まで」と整理された。</cite>秋旅に向けて荷造りを考えるなら、今こそルールを確認するタイミングだ。
11年ぶりのシルバーウィーク、狙うなら「首里城完成」と合わせたい
<cite index="4-1">2026年9月は2015年以来のシルバーウィークが訪れる特別な年で、土曜から水曜までの5連休に加え、平日を組み合わせれば最大9連休も可能だ。</cite>この秋に特に注目したいのが沖縄だ。<cite index="2-1">2019年10月末の火災で焼失した首里城正殿が、2026年秋頃にいよいよ復元完成を迎える。今回の復元では県産の資材を活用し、琉球王国時代から受け継がれてきた伝統工法を再現しつつも新たな知見を取り入れている。</cite>歴史的な節目に立ち会える旅として、沖縄行きの宿泊予約はすでに混雑が予想されるため、早めの確保が鍵になる。
ホテルの朝食が「なんでもある」から「記憶に残る」へと変わっている
<cite index="7-1">人手不足時代の2026年、ホテル朝食で重視されるのは「再現性」だ。運営として成立する朝食が評価されるようになり、「派手ではないが、安定して満足度が高い朝食」が選ばれる傾向が強まっている。</cite>その結果、メニュー数を絞りながらも地域食材や名物料理を一皿に凝縮した「記憶に残る朝食」が、旅行者の口コミで高評価を得るケースが増えている。ホテルを選ぶ際は「品数の多さ」より「その土地らしさ」を朝食の評価軸に加えてみると、滞在の満足度が大きく変わるかもしれない。
ANAマイルの「使い方」が2026年に刷新——今の積算ルールを知っているか
<cite index="27-1">2026年5月19日搭乗分から、ANA国内線の運賃体系は「シンプル」「スタンダード」「フレックス」の3本立てに刷新された。これにより、運賃名とマイル積算率の対応が以前と変わっており、「昔の知識のまま安い運賃を取ったらマイルがほとんど付かなかった」というケースが改定後に起きやすくなっている。</cite>また、<cite index="27-1">2026年7月7日にはトクたびマイルが新ルールで再開されており、マイルの有効期限は36ヶ月のため「貯めるより先に何に使うかを決める」ほうが失敗しにくい。</cite>秋旅の計画段階で、自分のマイル残高と有効期限を一度確認してみることをすすめたい。
中国ビザ免除が2026年末まで延長——秋の海外旅行候補として注目
<cite index="12-1">中国は2025年末を期限としていた日本の一般旅券保持者に対するビザ免除措置を2026年12月31日まで延長すると発表した。ビザ免除となる滞在期間は引き続き30日以内で、観光・ビジネス・親族・友人訪問・交流が対象となっている。</cite>年末まで免除が続くことで、シルバーウィークや秋の連休を使った中国旅行のハードルが下がった。上海や北京など、これまでビザ申請の手間で後回しにしていた旅先を、この機会に候補に加えてみてはいかがだろうか。