秋旅に向けて動き始めた人も多いこの時季、実は旅のルールやトレンドが静かに変わっている。モバイルバッテリーの新規制、スマートチェックインの広がり、秋の穴場旅先まで。「出発してから気づいた」では遅い最新事情を、今週まとめてチェックしておこう。
機内でスマホへの充電もNG? モバイルバッテリー新ルールの中身
2026年4月24日から、飛行機へのモバイルバッテリー持ち込みルールが大幅に強化された。持ち込みは160Wh以下のものを1人2個まで、かつ機内でのモバイルバッテリー本体への充電はもちろん、スマートフォンなど他の機器への給電も禁止となっている。違反すると2年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性もある重大なルール変更だ。国内線・国際線を問わず日本発着の全便に適用されており、搭乗前に必ず手持ちのバッテリーの容量と個数を確認しておきたい。なお、機内設備のコンセントやUSBポートから直接スマートフォンを充電することは引き続き可能なので、長距離フライトはそちらを活用しよう。
フロントに並ばなくていい時代。スマートチェックインを使いこなす
チェックイン時にフロントへ並ぶ必要がない「スマートチェックイン」が、全国4,500施設以上に広がっている。仕組みはシンプルで、予約後に届くメールやSMSのURLから事前に宿泊者情報を登録し、ホテル到着時は専用タブレットにQRコードをかざすだけでチェックインが完了する。特に秋の紅葉シーズンは観光客が集中し、チェックインカウンターが混雑しやすい。予約時に公式サイトやアプリからの予約かどうかを確認し、事前登録を済ませておくことで、到着後すぐに部屋でくつろぐことができる。対象ホテルかどうかは予約完了メールや公式サイトで確認しておこう。
今秋、旅慣れた人が静かに注目している「富山」という選択肢
NYタイムズの「2025年に行くべき52カ所」に選出された富山が、秋もっとも輝く季節を迎えようとしている。北アルプスの紅葉と富山湾の旬の幸が同時に楽しめるのがこの時期の最大の魅力で、秋に解禁される紅ズワイガニや、旬を迎えるアオリイカなど海の幸も充実している。混雑が集中する京都や日光と比べ、観光客の数がまだ落ち着いており、ゆったりと過ごせるのも魅力。北陸新幹線の延伸で首都圏からのアクセスも向上しており、1泊2日のショートトリップ先としても注目したいエリアだ。
飛騨高山に国際ブランドが上陸。秋開業ホテルを予約のチャンスにする
JR東海グループとヒルトンが共同開発する「ヒルトン高山リゾート」が2026年秋の開業を予定している。温泉やスパを備えたリゾート型ホテルで、北アルプスの玄関口である高山を拠点に、アクセス・宿泊・観光をワンストップで楽しめる設計が特徴だ。さらに、札幌駅から地下街で直結する「ハイアット セントリック 札幌」も秋開業が予定されており、17階からの札幌市街の眺望が話題になっている。新規開業ホテルはオープニング価格が設定されることも多く、早めにチェックしておくことでお得に宿泊できるチャンスがある。
韓国への渡航はe-Arrival Cardの提出を忘れずに
秋旅の行き先として人気の高い韓国への渡航では、K-ETAは2026年12月31日まで免除が続いているが、e-Arrival Card(電子入国申告)の提出は引き続き必要となっている。K-ETAが不要だからといって手ぶらで搭乗すると、入国審査で手間取ることになりかねない。申告は到着3日前からオンラインで無料で行えるが、偽サイトへのアクセスに注意が必要で、クレジットカード情報の入力は一切不要な点を覚えておきたい。秋の行楽シーズンに向け、旅程が決まったらすぐに手続きの確認を進めておくのが賢い動き方だ。