シルバーウィークが終わった瞬間、旅の舞台は静かに次のステージへ移る。北海道では紅葉が色づき始め、10月・11月の連休が新たなチャンスとして顔を出す。航空券の賢い選び方から新しく生まれたホテルまで、「SW後」こそ動くべき理由が、今週はぎっしり詰まっている。
北海道の紅葉は、実は「今週から」が本番だ
9月中旬、本州がまだ残暑を感じている頃、北海道では大雪山をはじめ各地で紅葉シーズンが静かに幕を開ける。大雪山旭岳では9月上旬〜下旬が見頃とされ、層雲峡や定山渓温泉でも10月にかけて鮮やかな紅葉が続く。
SW後のタイミングは観光客が分散し、宿の予約も比較的取りやすい。「紅葉を温泉の露天で眺める」という体験を、混雑なく手に入れられる貴重な時間帯だ。登別温泉や洞爺湖温泉など、泉質のバリエーションが豊かな名湯をベースに、2泊3日のゆったりプランを組んでみるのもいい。
10月・11月の3連休、「次の予約」は今がタイミング
SWが終わったからといって、秋の旅のカレンダーが閉じるわけではない。10月10日(土)と11月21日(土)はどちらも3連休の初日にあたり、人気が集中する日程として注意が必要だ。さらに11月3日(文化の日)前後に平日を1日足せば、4連休も実現できる。
これらの日程は、SW後の「閑散期」からじわじわと需要が上がる時期と重なる。今から動けば、まだ選択肢は広い。宿も航空券も「SW後なら余裕があるだろう」と思って後回しにすると、気づいたときには満席・満室になっている可能性もある。
2026年秋に生まれた新ホテル、そのまま「旅の目的」になる
2026年は全国で個性豊かなホテルが次々と誕生している年だ。札幌では「ハイアット セントリック 札幌」がハイアットのブティックブランドとして北海道に初進出。横浜港を望む「ヒルトン・ガーデン・イン」は手頃な価格で上質な滞在を提案する。
草津温泉では星野リゾートが「界 草津」を開業し、専用トンネルで温泉街と湯宿をつなぐというユニークな体験が話題を呼んでいる。新しいホテルに泊まること自体を旅の目的にする「ホテルファースト」な旅の発想は、行き先を選ぶより先に「泊まりたい宿」から逆算するという、旅の新しい組み立て方として定着しつつある。
海外航空券を安く抑えるなら「ハブ経由」という発想を持つ
円安が続く中でも海外旅行をあきらめていない人たちが実践しているのが、「直行便」より「アジアのハブ都市経由」という選び方だ。日本発の直行便は利便性が高い分、価格も高くなりがちで、近年はソウルやバンコク・シンガポールといったハブ都市を経由することで航空券代を大幅に抑える方法が定着しつつある。
LCCのセールは週末(金〜月曜)に集中することが多く、公式サイトやSNS・メルマガでいち早く情報をキャッチすることが節約の鍵となる。また「航空券単体」だけでなく、宿泊とセットの「ダイナミックパッケージ」と価格を比較する習慣も、2026年の賢い海外旅行術として広く浸透してきた。
「テーマ」を決めてからホテルを選ぶと、旅の満足度が変わる
ホテルを選ぶとき、「立地」や「価格」だけで絞り込んでいないだろうか。2026年の新規開業ホテルを見ると、都市型ラグジュアリー・デザイン特化・食体験重視・温泉リゾートなど、「テーマ」で明確に打ち出された宿が増えている。三浦半島に開業した「ふふ」ブランド初の海を望む温泉旅館、小豆島のオーシャンフロントホテルはサウナとプールが融合した「サーマルスパ」が目玉だ。
先に「この旅で何を体験したいか」を決め、それに合ったホテルを選ぶ逆引き思考は、旅の「あとから後悔」を減らす最も確実な方法だ。秋の旅はまだ予約の余地がある。「泊まりたい体験」を軸に、今週末から動いてみてほしい。