ホテルホッピング・能登復興・紅葉トロッコ旅……2026年秋冬、旅の「新しい楽しみ方」が動き出している

ホテルホッピング・能登復興・紅葉トロッコ旅……2026年秋冬、旅の「新しい楽しみ方」が動き出している

2026-10-19 | 国内旅行

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10月も後半に入り、旅の空気が一段と深まってきた。紅葉の見ごろ、復興が進む温泉地、旅スタイルの新潮流……。「どこへ行くか」より「どう楽しむか」を問い直したくなる、この秋冬ならではの旅ヒントを整理した。旅の地図を広げ直すきっかけにしてほしい。

「一度の旅で複数のホテルに泊まる」スタイルが、いよいよ本流になってきた

エクスペディアの調査によれば、世界の旅行者の半数以上(54%)が「ひとつの旅行先で複数のホテルに宿泊したい」と回答しており、「ホテルホッピング」が新たな旅行トレンドとして注目を集めている。日本人回答者に限ると、56%が「旅に変化とワクワク感を加えるため」と答えており、単なる節約志向ではなく体験を積み重ねる動機が強い。

実践するなら、1泊目は駅近のシティホテルで夜の街を楽しみ、2泊目は少し足を延ばして温泉旅館へ——という組み合わせが人気。チェックアウト時間をそろえたり、荷物を先に次の宿へ送っておいたりすると動きがスムーズだ。

能登・和倉温泉が「旅先候補」として本格的に戻ってきた

能登半島の復興状況は着実に前進している。白米千枚田は棚田の復旧が進んで見学可能になり、和倉温泉では多くの旅館が営業を再開。のとじま水族館も復旧を果たしてイルカショーが楽しめる状態になっている。また、能登19軒中11軒が2026年10月時点で営業を再開したと報告されており、旅先として組み込める段階になってきた。

旅行することそのものが現地への応援になる。復興工事関係者の宿泊需要もある時期なので、予約はできるだけ早めに。金沢を起点に口能登エリア(七尾・羽咋)から徐々に奥能登へ足を延ばすルートが、復旧状況に合わせた無理のない周り方だ。

11月の紅葉は「名所より穴場のトロッコ・渓谷」が断然おもしろい

11月の紅葉シーズン、混雑を避けながら絶景を楽しむなら「トロッコ列車+渓谷」という組み合わせが穴場として注目されている。富山の黒部峡谷トロッコ電車では、断崖絶壁のV字谷を縫うように走りながらエメラルドグリーンの川面と燃えるような紅葉のコントラストを楽しめる。宮崎の高千穂峡では11月に真名井の滝を囲む紅葉が見頃を迎え、神秘的な渓谷美が際立つ。

さらに11月は、奈良・斑鳩の法隆寺参道エリアにも注目。町家をイメージした一棟貸しの宿が新たに整備され、静かな参道の秋を独占するような滞在が楽しめるようになった。定番地を避けて「深く味わう旅」にシフトしたい人に向いている。

中国渡航、9月から入国審査の新ルールが施行——渡航前に確認を

2026年9月15日、中国の新しい出入国管理規定(国務院令第841号)が施行された。ビザなし旅行の取り扱い自体は変わっていないが、訪問目的として申告した理由の内容が以前より丁寧に確認されるようになっており、虚偽申告があった場合は最長5年の入国禁止措置が科されるリスクがある。

観光や出張など、実際の目的をありのまま申告することが今まで以上に重要だ。宿泊先の確認書・帰国便のチケット・滞在スケジュールは印刷またはスマホで即提示できるよう準備しておきたい。この秋中国旅行を計画している人は、改めて最新の外務省海外安全情報を確認することをおすすめする。

プレミアム旅行の需要が急騰中——「旅の格を少し上げる」戦略が意外と賢い

Trip.comの最新レポートによれば、2026年上半期のファーストクラス・ビジネスクラス航空券のグローバル検索数は前年同期比99%増、5つ星ホテルの検索数も57%増と急拡大している。世界で予約されている5つ星ホテルトップ10のうち4軒が日本にあるというデータも注目だ。

「プレミアム旅行」といっても全行程を豪華にする必要はない。往路だけビジネスクラスにしてコンディションよく到着する、滞在の1泊だけ高級旅館にして残りはリーズナブルなホテルにする——といったメリハリのある使い方が現実的で満足度も高い。需要が高まっている今だからこそ、早期予約の割引や会員向け特典をうまく活用したい。

ホテルホッピング、復興応援旅、穴場の紅葉トロッコ、海外入国の新ルール、プレミアム旅行の賢い使い方——この秋冬は「旅の楽しみ方そのもの」が更新されている。知っているだけで、旅の満足度はぐっと変わってくる。

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